学長日記
2006年8月 3日
7人の侍出陣式:「外が学びプログラム」事前研修発表会
8月3日(木)、「外が学び」の事前研修発表会がありました。
「外が学び」とは、本学で実施している長期インターンシップのことです。その趣旨は(1)学外の生きた現場で技術系の人間として必要なことを体験し学ぶ、(2)就職先の企業としてふさわしいか、1ヶ月かけて社長をはじめ会社の様子をしっかり見てくる(自分も見せてくる)、です。
今年から3年生の夏休み中に実施することとしました。9名派遣の予定ですが、7人の発表がありました(2名は後日実施)。お世話をしているHIT教育機構・学外発展教育部門長の山下先生は、挨拶の中で、「7人の侍」と言いました。進行のプログラムには、研修にでかけるにあたっての「決意表明」とありました。そのような表現がふさわしい雰囲気でした。
私は挨拶の中で、大学の教室での勉強とこれからの研修の違いをサッカーのパスに例えて話しました。立ち止って待っている受け手に出すパス、あるいは止まって待って受けるパス、これが大学での勉強。しかし、得点に結びつくパスは、走りこんでくる受け手を見通して出すパス、あるいは、敵のいない空間を見出してそこに走りこんで行って受けとるパスです。早朝のテレビで何度か見たワールドカップの華麗なパスワークから受けた印象です。静止して受け取るパスの練習はサッカーの基本です。しかし、これからの現場の研修は走り込みながらのパスだということです。
もうひとつ。「外が学び」に似たプログラムに参加した学生が話した次のような感想を紹介しました。「プログラムに参加した直後の自分は、大きな卵を飲み込んだ蛇のようだった。研修で自分の身の丈よりはるかに大きな経験をしたが、それをその場で消化しないまま、帰ってきた。ところが、その後、その卵(研修の経験)は時間とともに消化され蛇(自分)の血となり肉となった」という話です。
「7人の侍」諸君は、どんな大きさの卵を飲み込んで帰ってきてくれるでしょうか。今から楽しみです。
投稿者 : 茂里 一紘
