学長日記
2010年4月16日
「可能性」の列に見とれて――新学期が始まりました。
4月3日の入学式を終えて、キャンパスも週明けから徐々ににぎやかになりました。2週目になるとキャンパス全体がいよいよ活気を帯びます。
このところ朝方、学長室の窓からの景色(写真1)にしばらく見とれることがあります。学長室は、新1号館の15階にあります。眼下には、右手に「三宅の森Nexus21」(講義棟)があり、左手にはアゼリア広場があります。アゼリア広場の先には茶室「雙鶴堂(そうかくどう)」が見えます。登校する学生は、雙鶴堂の前を左折してラグビー場との間の道を「三宅の森Nexus21」に向かって歩いてきます。多くは近くの広電楽々園駅から歩いてくる学生ですが、自転車通学の学生も駐輪場に自転車を置いて加わりますので、列をなす様は壮観です。それに見とれるのです。大学への取り付け道路の角にあった附属広島中高校の校舎が撤去されたこともあってその列を岡の下川に架かる五観橋まで目で追うことができます。ちなみに写真中央遠方に見えるのが瀬戸内海に浮かぶ似島です。その形から安芸富士と呼ばれています。
本学は「教育は愛なり」を建学の精神としております。「愛」とは「学生ひとり一人の可能性を信じること」と言っております。15階からは学生の顔形はもちろん認識できません。しかし「可能性」の列が歩いているように見えることがあります。あの列の中にはとんでもない可能性が秘められていると思うと、ついつい、眼下の景色と列に見とれてしまうというわけです。
昨日は、学長キャリアコーナーの任を果たすべく、昼休み、「三宅の森Nexus21」に出かけました。昼休みと言うこともあって、4階のコミュニケーションプラザや3階のラーニングコモンズはにぎわっておりました。4階中庭のテーブルも、少し寒い天気でしたが、食事をしたり雑談をする学生で満席でした。今年は「工大の歩き方2010」を新入生に配布しました。キャンパス・ナビの学生グループによる36ページものの手作りガイドブックです(写真2)。学生に声をかけ、歩きながら、私自身、どんな「歩き方2010」をしたらいいのだろうかと考えさせられました。
とにかく、目にするもの、手にするもの、一事が万事、初々しく新鮮に感じられる新学期です。
(写真1)学長室からの景色

(写真2)キャンパス・ナビ作成パンフレット
投稿者 : 茂里 一紘
